911アラート
2001年9月11日のアメリカ同時多発テロについて、米中央情報局(CIA)が内部監査報告書を公表し、テロ情報を的確につかめなかった責任について言及した。
一方、911事件については、インターネットを中心にアメリカの自作自演という疑惑が広がっている。たしかに、あれから6年経つにしては不思議なことが多くある。
未だに「アルカイダ」についてテレビのニュースで映像を流す時は、911事件の際に良く見た「軍事訓練キャンプ」での訓練風景が使われるが、どうして新しい映像はこの6年間に一度も出ないのだろう?あの映像は、おそらくソ連がアフガン侵攻した際にCIAの援助でビンラディンが抵抗組織として「アルカイダ」を作った時の訓練風景だと思われるが、新しい映像を撮る事に成功すれば、テレビ局などに売り込んで巨額の報酬を得られるのに、フリーカメラマンたちはイラクのような危険な場所には行くのに、アフガンの山間部にあるといわれるアルカイダの訓練施設になぜ行かないのだろう?
同じく、時々ビデオテープで流されるビンラディン本人の映像が、いつも撮影された場所や時期が不明なのは何故だろう。本当にアラブの反米勢力に送るメッセージだったら、もっと詳細に、せめて日時くらいははっきり分かるようなメッセージになるのではないだろうか?そもそも、ビンラディンはまだ生きているのだろうか?アメリカが言うような国際テロ組織としての「アルカイダ」は存在するのだろうか?
911アメリカ自作自演説の推論は、中央アジアやイラクの石油利権のためにどうしても戦争を仕掛ける口実が必要で、そのために「国際テロ組織」という敵を作り出したのではないか、というものだ。確かに、911事件が発生して間もなく実行犯が特定され、ビンラディンとアルカイダが主犯と発表された。CIAが今回公表した通りに、「テロ情報をつかめていなかった」にしては、その発表はとても素早かった。そして、アメリカは国連決議も待たずに、瞬く間にアフガニスタンそしてイラクへ侵攻した。
911事件については、もうひとつ注目すべき事実がある。アメリカン航空77便が突入した米国防総省(ペンタゴン)では、2兆ドルを超える使途不明金について調べていた会計監査の部屋が大きな被害を受け、証拠となる資料や書類が無くなってしまった。偶然というなら、ペンタゴンとホワイトハウスにとっては何とも都合の良い偶然であったと言わざるを得ない。
財政赤字と貿易赤字に苦しむアメリカは、95年にロバート・ルービンが財務長官に就任すると、「強いドル」政策を押し進めて世界の資金をアメリカへ集めた。一方、その反動でアジアでは連鎖的に通貨危機が広がり、98年にロシアのルーブル暴落に至るとその影響は米国ヘッジファンドや米国の多国籍企業にも跳ね返ってきた。国内で天井知らずの株高をかかえていた米財務当局と連邦準備理事会(FRB)は、景気を冷やさないために過度の金融緩和でこれに対処した。国防総省で1999年に2兆3千億ドル(275兆円)もの使途不明金が発生したことと、この金融緩和との間に関係はないのだろうか?
すべての資料が消滅した今、邪推になるかもしれないが、表の経済に大量の資金が出回るとインフレを引き起こすため、巨額の資金が裏金として使われたのではないだろうか?そこに会計監査のメスが入る時、アルカイダのテロリストに乗っ取られた旅客機が突っ込んで証拠書類を消滅させてくれたというのは、出来すぎのような気がして仕方がない。
今年の9月に、再び大きなテロがアメリカで起こると言われている。アフガニスタンとイラクの戦争は泥沼化し、新たにイランと開戦することに国内世論も国際社会も容認してくれる様子は無い。一方サブプライムローン問題に端を発するドルの崩壊は、このままでは避けられそうにない。残されたカードは。。。。。
911アラートは、再び高い水準になりそうだ。
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